一言で「投資信託」と言っても、その商品の種類は様々です。国内債券に特化したものもあれば、アメリカの株式に特化した商品もあります。どれを選ぶかは皆さんの自由ですが、最近になって大きな注目を集めているのが「新興国」の株式や債券です。
中国やインド、ブラジルなどの国が新興国として注目されていますが、これらの国の債権などを買っておくと、「将来的な成長が大きな利益につながる」という期待が出来るんですね。しかし、新興国の場合、先進国とは少し違うリスクがあることを知っておきましょう。
日本やアメリカ、イギリスのような先進国の場合、債権の金利が一気に大きく変動することはありません。すでに経済的に成熟しているため、市場に混乱を起こすほどの大変動は起こらないのです。ところが、新興国ではそのような大変動が起こる可能性があるんですね。
債権に関する金利は、景気がよくなれば金利も上昇し、景気が悪くなれば金利も下がるのが一般的です。中国やインド、ブラジルのような新興国の場合、まだ経済基盤がしっかりしていませんので、「景気が一気に悪くなる」というリスクを持っているんですよ。ということは、せっかく保有していた債権の金利も、「ガクン!」と下がる可能性があるんですね。
投資を始める人の中には、「新興国に投資をしておけば、必ず将来的に大きな利益になる」と考えている人も多いのですが、新興国だからこそのリスクというものも存在しています。それらを理解して投資をしないと、「思わぬ落とし穴」にはまってしまうかもしれませんよ。