投資信託では、海外の株式や債券を取り扱った商品もたくさんあります。中国やインド、ブラジルといった新興国に投資をしている人も多いですよね。しかし、海外の銘柄や債券で投資をする場合、必ず「為替変動リスク」という言葉が付き物になります。
たとえば、アメリカの債権で投資信託を始めるとしましょう。この場合、あなたの資金を一度「米ドル」に両替する必要があるんですよ。当然ですよね。海外の債券を購入するのですから、円建てで購入することは出来ません。そして、運用の結果、多少の利益が出たとしましょう。しかし、購入した時点よりも大きく円高になっていれば、その分が損失として返ってくるのはお分かりでしょうか?
仮に、100万円の資金を用意して、それでアメリカ債権を買ったとしましょう。買った時点のレートは「1米ドル=100円」とします。そして、1年後に「5万円」の利益が出たとしても、この時のレートが「1米ドル=95円」になっていれば、為替変動で「5万円」の損失を出していることになります。つまり、「運用による利益が、為替変動による損失で吹っ飛んでしまった…」ということになってしまうんですよ。
海外の投資信託は、投資初心者の方にも人気の商品ですが、為替変動によるリスクについて考えている人は少ないと思います。したがって、円高傾向にあるときに投資をすることを心がけておきましょう。こうすることで、為替変動によるリスクも解消できますし、むしろ、円安による「変動差益」が生まれるかもしれませんしね。